士師記

現代聖書注解

士師記

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出版社
日本キリスト教団出版局出版サービス
著者名
J.C.マッカーン , 山吉智久
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2018年1月
判型
A5
ISBN
9784818409798

聖書の現代へのメッセージを読み解く好評シリーズ、31年の歳月を経て、全44巻完結! 最終巻は「士師記」。

説教者が最も避けたい書物の一つ「士師記」。争いと残虐行為と不道徳に満ちた士師記だが、それらは現代の私たちが直面する問題でもある。抑圧にうめくイスラエルに士師を送り、絶えず民を救おうとし続ける神の恵みを語る士師記から、現代への使信を読む。

【目次】

序  論
 一 なぜ士師記を学ぶのか
 二 士師――人物、(諸)時代、文書
 三 正典の文脈における士師記
 四 士師記の神学

注  解
第一部 ヨシュアから士師たちへ 士師記1:1―3:6
 1:1―2:5 戦闘と打破、残存するカナン人
 2:6―3:6 神に仕えるか、バアルに仕えるか
第二部 士師たちの物語 士師記3:7―16:31
 3:7―11 オトニエル めでたい始まり
 3:12―30 エフド 「左利きの人」
 3:31 シャムガル 非イスラエル人の士師か
 4:1―5:31 デボラ、バラク、ヤエル 救う女性たち
   4:1―24 散文の物語
   5:1―31 デボラとバラクの歌
 6:1―8:35 ギデオンと主権をめぐる問い
   6:1―32 ギデオンの召命とギデオンの良き始まり
   6:33―8:3 「主のために、ギデオンのために」
          ミディアン人とアマレク人の打倒
   8:4―35 ギデオンの悪化への転換
 9:1―57 アビメレク ギデオンの暴力的な遺産
 10:1―5 トラとヤイル 嵐の間の静けさ
 10:6―12:7 エフタと彼の娘 勝利の苦悩
   10:6―16 神はどれだけ耐えられるか
   10:17―11:28 無法者から外交官に
   11:29―40 誓願の遵守、娘の殺害
   12:1―7 エフタの暴力的な遺産
 12:8―15 イブツァン、エロン、アブドン 祝福の幕間
 13:1―16:31 サムソン、彼の母、彼の愛した人々
   13:1―25 英雄の母か、英雄としての母か
   14:1―15:20 一人目の愛人・ティムナの女
   16:1―3 二人目の愛人・ガザの遊女
   16:4―41 三人目の愛人・デリラとサムソンの致命的な誘惑
   省察 サムソンと文化戦争、かつてと今
第三部 完全なる劣化と恐怖 士師記17:1―21:25
 17:1―18:31 ミカ、レビ人、ダン族
 19:1―21:25 痛めつけられた女と血みどろの戦争
   19:1―30 恐怖の支配 レビ人とその側女
   20:1―21:25 内戦 一人の犠牲者から大勢の犠牲者へ
   省察 混沌と危機、かつてと今

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