不登校論の研究

不登校論の研究

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出版社
批評社
著者名
山岸竜治
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2018年1月
判型
A5
ISBN
9784826506724

子どもが学校に行かなくなると親や周囲の人は専門家のところに連れて行こうとする。精神科医や臨床心理士、心理士などは、臨床経験の浅い人たちが多い。彼ら/彼女らはよくなったら自分たち専門家の専門性のおかげ、よくならなかったら当事者の自己責任(努力不足)にする習性がある。専門家の治療的枠組みはじつは自分たちが不利にならないようにはじめからいつでも切り離しできるツールでもある。
自閉症論の先駆的研究者の一人、小澤勲は、かつて自閉症家族の特異性(本人・家族原因説:本人の性格や親の養育態度に問題があるから不登校は起こる)を論じていた者たちや、その論争から転向した研究者たちが自己批判的検討をまったくなさないままでいることにその無責任さを批判した。だが、その後も児童精神科医や臨床心理士などの専門家がかかわることによってかえって不登校の子どもたちは増えていったし、現在も増え続けている。
不登校に「こうしたらなおる」論は存在するのか。
研究史をたどり返し、本人・家庭原因説を超えて不登校問題の核心に迫る!

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