日本画とは何だったのか

角川選書

日本画とは何だったのか

取り寄せ不可

出版社
KADOKAWA
著者名
古田亮
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2018年1月
判型
B6
ISBN
9784047036253

伝統絵画と西洋画の接触が産み落とした、近代日本画という新たな表現。それは明治以後の画家たちに、近代とは、西洋とは、国家とは何かという不断の問いを突きつけることとなった。国家主義を揺籃とした明治期、皇国感情のなか成熟を迎えた大正・昭和初期、そして戦後に浮上する日本画滅亡論を超えて、日本画はどこへ向かうのか──。その成り立ちと多様性を時代ごとの様式の変遷から描ききる、圧巻の百年史。

 【目次】

序 論

第一章 江戸時代

 1.江戸後期 日本画のはじまり
 2.幕末明治 プレ近代日本画

第二章 明治前期

 1.明治十年代後半 1880年代
 2.明治二十年代 1890年前後

第三章 明治後期

 1.明治三十年代 1900年前後
 2.明治四十年代 1910年前後

第四章 大正・昭和初期

 1.大正期 1910-20年代
 2.昭和初期 1920-30年代

第五章 戦中・戦後期

 1.戦中期 1935-45年
 2.戦後期 1950年前後

第六章 日本画とは何だったのか

 1.近代と日本画
 2.日本語と日本画
 3.現代と日本画

 年表
 参考文献
 あとがき

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