取り寄せ不可
多様化が進む日本社会にどう取り組むのか。
それに対しての明確な理念を持ち合わせていない私たちに、
大いに参考になると思われるのが間文化主義(インターカルチュラリズム)
である。
その社会統合理念はカナダのケベック州と欧州評議会の
いくつかの国で、長い期間をかけて独自に発展を遂げてきた。
しかし、これまでその理念を明確に述べ、
諸々の批判に対して的確に応答した著作はなかった。
間文化主義の理論的精緻化が進んでいるだけでなく、
それに基づく政策実施でも社会で大きな支持を得ているケベック。
そこから世界に向けて発信されたメッセージがこの書物である。
この書の英語訳に寄せた序文でチャールズ・テイラーは述べている。
「この著作は、ケベックの現状に大きな光を投げかけるのみならず、
ますます国境を越えて広がる論議に滋養を与えるものである。
(中略)カナダ国内でのわれわれの議論が、
他国の人々に道を切り開いたのがわかる日がいつか来るであろう。」
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