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医療事件を扱う専門弁護士が、
医療事故に遭わないための「患者力」
そして、医療紛争の解決法を徹底解説
医学博士を持つ稀有な弁護士として、一貫として医療事件に携わる石黒麻利子弁護士の初著作。患者側の思いはもちろん、医療者側の事情にも精通しており、著者にしか書けない医療事故の舞台裏が詳細に綴られている。超高齢化社会、そして多死社会を迎えるなか、病院とのつき合い方は大きなテーマだ。本書ではQ&Aも交えながら、一般の人でも理解できるよう、医療紛争の準備の進め方、そして医療裁判の戦い方についても詳しく解説されている。
何より注目されるのは、現場の弁護士だからこそ書ける医療事故の生々しい舞台裏だ。たとえば医療裁判は患者やその家族が起こしているというイメージが強いが、実際は病院側の弁護士だ。たとえ病院が示談交渉をしようとしても、彼らは着手金が入る裁判に持ち込みたがる。その他、近年増加する美容整形でのトラブルや、賠償金の算出方法についても言及。平易な言葉で解説されており、一家に一冊、保管したい本だ。
<主な内容>
●なぜ医療裁判の勝訴率は2割以下と低いのか
●医師がカルテの改ざんや隠匿を行うこともある
●医療ミスはこうやって証明する
●医療裁判以外の紛争解決方法もある
●危ない医師、病院はすぐに見抜ける
●示談はどのようにまとめればいいのか
●急増する美容整形での医療事故
●賠償金は裁判をすると目減りする
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