取り寄せ不可
公爵からの突然のプロポーズ。
結婚の条件は、夫を愛さないこと。
7月の夕方、ベルはマンハッタンの高級住宅の前で震えていた。
妊娠を伝えたのに、大富豪アンヘルはわたしを追い払った。
大切なバージンを捧げた男性から、金めあてと罵られるなんて。
失望したベルは、泣きながら故郷テキサスへと車を走らせた。
けれど実家とともに見えてきたのは、黒いヘリコプターと……
アンヘル! どうしてわたしを追いかけてきたの?
彼はベルに、おなかの子のDNA鑑定を受けるよう迫ってきた。
さらには、使用人でも見るような目で冷たくこう言い放つ。
「赤ん坊がぼくの子なら、きみもぼくのものだ」
みなさまのご愛読に支えられ、ハーレクイン・ロマンスは3300号を迎えることができました。記念号をお届けする作家は“ロマンスの新女王”ジェニー・ルーカス! 関連作R-3277『十万ドルの純潔』では、今作のヒーローとヒロインの出会いも楽しめます。
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