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今日も明日も介護の日々。そして、認知症の妄想は、加速していく――まったく新しい体験的〝介護小説〟ある日、デイケア先で喚きはじめた母は、気付かぬうちに認知症を発症していた。介護のために毎日、母の元へ通い始めた息子は、一語一語逃さぬよう、母の「妄想」を聞き取り始める……。
「介護」というシビアなテーマでありながら、著者の体験を元に、なれない介護に振り回される姿が描かれ、ホッとする読後感のある作品。単行本刊行から3年、文庫版では、段々と妄想も減り、そしてついには、何も話さなくなった母・みどりさんとの日々が加筆されます。言葉無く眠り続けるベッドの脇で巡らした思いとは、そして……。
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