■生命の進化、その神秘を探究する旅へ。
歴史を変えたダーウィンの進化論とは何だったのか?
200枚以上の美しい写真とともに生物学の根幹を学ぶ、
圧倒的ビジュアルブックが誕生!
■本書のポイント
①写真は『ナショナルジオグラフィック』誌で活躍する写真家が撮影。
②『種の起源』の翻訳者が監訳。格調高く簡潔明瞭な日本語訳を味わう。
③ダーウィン、ウォレス、『種の起源』。「進化論」誕生の歴史がわかる。
④頁をめくり、眺めるだけで楽しめる。手元に置きたい贅沢な仕上がり。
⑤「突然変異」「自然淘汰と適応」などオリジナルの用語解説も充実。
■目次
かくのごとき生命観/ダーウィンとウォレス、理論の誕生/太古の歴史/鳥類 自然淘汰と人為選抜/変温動物の多様性/植物 進化の花、開く/昆虫 あふれんばかりの適応/哺乳類 連鎖の網/人類の起源/「進化論」の進化
■その発見は、「殺人の告白」に等しかった。
なぜ、生命はこれほどまでに多様なのか。人類はいったい、どこからきたのか。
生命の進化という根源的な問いを探究する学問の歴史は、2人の偉大な「観察者」によってはじまった。ダーウィンとウォレス。彼らが提唱した進化理論は、かつて絶対的な常識とされた聖書の創造説をくつがえす、非常識で危険な思想だった。しかし、その理論がいまや新たな常識となり、こんにちの「生物学」につながっていることは疑いようのない事実である。
ダーウィンによる『種の起源』の衝撃的な発表から1世紀半が経過した。ここ何十年かの進化生物学の進歩は目覚しい。DNAに記録される塩基の配列情報を、最新鋭の装置で読み取り、コンピューターで比較分析するような分子系統学などはその典型だ。こうした現代科学のアプローチは抽象的にみえるが、つきつめれば「視覚」による精査と現象の注意深い「観察」からはじまっている。自然をありのままに観察し、疑問をもつ。仮説を立てて、検証する。ダーウィンたちも同じようにしていた。彼らが大切にした「観察」という手法は、いまも十二分に通用する。
ダーウィンとウォレス、その後継者たちが探究してきた生命に対する問いは、シンプルで、深い。進化の学問は、これからも「進化」を続けていくはずだ。自然は問いかけをやめない。世界は、かくも魅力的な謎に満ちている。本書が、次の偉大な「観察者」の背中を押す1冊になることを祈って。(編集部)
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