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本書は毎年高勝率を続けている永瀬拓矢六段が自らの将棋を題材にして「負けない将棋」の神髄を伝授するものです。
前作は振り飛車のみでしたが、今回は
第1章 対振り飛車
第2章 振り飛車
第3章 横歩取り
第4章 相掛かり
第5章 角換わり
第6章 矢倉
と居飛車も含め幅広い戦型を扱っています。
それぞれの戦型において永瀬六段ならではの考え方があり、それを会話形式で楽しく読みながら吸収できるのが本書の大きな魅力です。
例えば「対振り飛車」における永瀬六段のお勧めは居飛車穴熊。その理由は「仮に相穴熊戦になった場合でも、相手より囲いの枚数は角一枚多く、その分堅い。それはより負け難いということである」。
「横歩取り」に対する考えも独特で「横歩取りの戦型の特徴は平均手数が短いこと。激しい変化も多く、詰む詰まないの意識を強く持っておくことが大事だ。また攻め駒は少ない。永瀬流としては、相手の攻めを切らすことも常に視野に入れてほしい」。
これらは戦法に対する永瀬六段の大まかなイメージですが、本書には実戦で現れた数多くの具体的局面における永瀬六段の考え方が散りばめられています。
その一言一言から、「絶対に負けない」という永瀬六段の強い気持ちが伝わってくるようです。
さらに第7章では、非公式戦ながら、話題性が高かった「電王戦ファイナル第2局」のセレネ戦と、「藤井聡太四段 炎の七番勝負第2局」の藤井聡太四段戦の2局を題材にして、永瀬流会心の指し回しを紹介しています。
本書を読んでプロの将棋界で結果を出し続ける男、永瀬拓矢六段の将棋の深淵に触れてみてください。それは必ずあなたの将棋に対する考え方を大きく変えるはずです。
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