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中国人はいつもさりげなく飛んでいる!
中国人は、空を飛ぶことにどれほどの関心を持っていたのであろうか? 堯・舜の神話伝説時代から、漢魏六朝の古譚、唐宋の伝奇、明清の小説戯曲、そしてウェスタン・インパクトにさらされる清朝末期の新聞雑誌、二〇世紀中葉の中国でささやかれた都市伝説まで。神仙、凧、パラシュート、飛車、気球、飛行船、UFOと、空を飛ぶことに思いを馳せた中国人の言動のあれこれを鮮やかに描き出す。虚実ないまぜになった奇譚によって綴られる中国飛翔文学誌。図版多数収録。
-----さあ、中国人が綴り語ってきた「空飛ぶ」おはなしをよんでいこう!
はじめに〓〓空飛ぶ中国人
第一夜 仙人とは飛ぶ人なり
第二夜 よりよく落ちるための想像力
第三夜 鳥に乗りたかった人びと
第四夜 凧よあがれ風に乗れ
第五夜 天翔る〈飛車〉
第六夜 進化する〈飛車〉
第七夜 八月の槎に乗って
第八夜 月世界への旅
第九夜 空にあいた穴のむこう
第十夜 霧のなかの飛翔者
第十一夜 気球跳梁の時代
第十二夜 船もおだてりゃ空を飛ぶ
第十三夜 翔んでる大清帝国
第十四夜 なにかが空を飛んでいる
第十五夜 飛翔計画続行中
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