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恥を知る、卑怯なことをしないなど、今なお、我々日本人の心に根強く残る倫理観の大本には武士道の精神がある、と著者は指摘します。そして、衣食住足りて、礼節を忘れがちな今日の日本人が、噛みしめるべきは武士道の言葉なのです。武士道と聞いて即座に想起される新渡戸稲造の『武士道』、山本常朝の『葉隠』から鎌倉時代の『極楽寺殿御消息』、戦国時代の『上杉謙信公家訓十六箇条』、江戸時代の会津藩の藩校日新館の『日新館童子訓』までをとりあげ、その中から数々の武士道の言葉を紹介しつつ、その核心に迫ります。
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