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21世紀に入って,宇宙旅行,仕事,生活は国際宇宙ステーションを中心に現実のものとなり,さらに月基地から火星移住と人類はまさにその活動領域を広げようとしている。しかしながら,微小重力による健康影響,例えば,骨密度の減少や筋力の低下などは今現在でも問題になっている。また,長期間の宇宙滞在での宇宙放射線による被ばく線量の増大も心配の種になってきている。宇宙環境が生命に及ぼす影響を十分に理解し,それらに対する対策を提供することはますます重要である。また21世紀が本当の意味で人類が宇宙に進出する世紀となるには,私たちが未来に向けて宇宙をどのように活用し利用していったらよいのかを考え,提案し,実現していくことである。そこで本書では,まず地球の誕生に遡り,生物の進化をもたらしながら現在の地球環境に至った諸要因を考察することから始め,地球環境をより良く理解して,生命にとっての宇宙の特殊性の本質に迫り,さらには宇宙における生命の起源,進化,分布,そして未来についてまで考え,我々人類が未来に向けて宇宙をどのように活用し利用していったらよいのか,これまでの宇宙開発や研究を振り返りながら人類が宇宙に進出する意味について考える一助としたい。
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