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世界中の本好きを魅了する、南インド・チェンナイの出版社「タラブックス(Tara Books)」。
日本でも『夜の木』(タムラ堂)や『水の生きもの』(河出書房新社)など10冊以上が翻訳出版されファンを広げ、
今年6月には『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)が出版され、
話題を集めています。本書は2017年11月から板橋区立美術館で開催される『世界を変える美しい本 タラブックスの挑戦』の公式図録です。
タラブックスのトレードマークは、手すきの紙にシルクスクリーンで印刷し手製本で仕上げた「ハンドメイド本」。
そのほかテーマもかたちも様々な、固定概念にとらわれない画期的な本を約120冊刊行しています。
本書はタラブックスが生み出す本の魅力の全貌を伝える初のビジュアルブックです。
代表的な本31冊を撮り下ろし、絵本の原画から画家たちの制作風景、印刷工房の様子やチェンナイの街の風景まで、
多数の写真でタラブックスの本の生まれる土壌を紹介します。
巻末のロングインタビューでは、タラブックスの代表者2人が、成り立ちから本作りの哲学、軽やかに挑戦する心、
そして持続的な企業としての組織論やビジネスに至るまで縦横に語ります。
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