取り寄せ不可
“私、妊娠しているの。あなたの子よ”
信じてもらえるはずがない、初対面だもの。
貧しいウエイトレスのエスターは、
ローマで知り合った女性に代理出産を依頼された。
この報酬があれば生活を立て直し、夢だった大学にも通える……
そう思って引き受けたのに、もう子供はいらないですって?
妊娠したエスターは困り果て、赤ん坊の父親である不動産王、
レンツォ・ヴァレンティを訪ねるが、冷たく追い払われてしまう。
だが数日後、彼が突然現れて強引にエスターを屋敷に連れ帰ると、
こう告げた。「責任を取ることにした。きみは僕の妻になるんだ」
いったい何が起きたの? エスターは呆然とうなずくしかなかった。
真実の愛にたどり着いたきっかけは“妊娠”──M・イエーツが命を授かった花嫁のロマンスを描くシリーズ、〈天使のウエディング・ベル〉の最終話です。代理母としてバージンのまま身ごもったヒロインは、顔も知らなかったヒーローと結婚することになり……。
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