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寝たきりの高齢者の数は増え続けており、約200万人と言われています。
寝たきりになり、口の中の健康状態が低下すると、
身体全体にさまざまな問題が起きます。
まず、「かむ・のみ込む」といった動作が不自由になります。
食べ物を自分の力で身体に摂取できないばかりでなく、
口の中の細菌が原因で誤嚥性肺炎が起こり、命を落とす恐れさえあります。
しかし残念ながら、介護をされている家族や介護従事者でも、
口の中の健康の重要性を理解している人が極めて少ないのが現状です。
だからこそ、いま注目を浴びているのが、
「お口の介護」とも呼ばれる「口腔ケア」です。
本書は、訪問歯科診療を行う17名の歯科医師の取り組みを紹介し、
「口腔ケア」の重要性を伝えています。
また、家庭で手軽にできる「口腔ケア」と「お口のリハビリ」も紹介しています。
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