メガネと放蕩娘

メガネと放蕩娘

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出版社
文藝春秋
著者名
山内マリコ
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2017年11月
判型
B6
ISBN
9784163907505

とある地方都市で市役所勤めをしているタカコ。

彼女の実家は商店街にあるウチダ書店だが、最近、客足は途絶えっぱなし。

かつて栄えていたこの商店街は、いまやシャッター街も同然なのだ。

そんな瀕死の商店街に、10代で家を出たタカコの妹、ショーコが突然帰ってきた。

臨月のお腹を抱えて……。



東京でカリスマ店員として働いていたショーコが、商店街再興を目指して動き始める。

託児所の企画、商店街をあげてのファッションショー、大学生ステイ受け入れや、マンスリーショップの運営。

商店街で生まれたショーコの娘、街子も商店街とともにすくすく育っていく。



ショーコの活躍で一時的に賑わいを取り戻したかに見えた商店街だったが、それも束の間。

個人の努力ではどうにもならない、思いもよらぬ結末が待ち受けていた。



山内さんが地元、富山の商店街を徹底取材。

なぜ商店街がさびれていくのか、それを止めるためにどんなことができるのかを

真摯に考えながら書いた、社会派エンタメ小説です。

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