取り寄せ不可
人間の顔は、その時代を象徴する「顔」だ――。ペリクレス、アレクサンダー大王、カエサル、北条時宗、織田信長、西郷隆盛、ナポレオン、毛沢東、チャーチルなど世界を動かした不世出の英雄たち14人を著者一流の「好き」「嫌い」で一刀両断、その魅力を採点する。
本文より、2018年大河ドラマ「西郷どん」で話題の西郷隆盛についての一節。
「一日西郷に接すれば、一日の愛生ず。三日接すれば、三日の愛生ず。親愛日に加わり、今は去るべくもあらず。ただ、死生をともにせんのみ」
西南戦争で、敗北が決定的となってもなお西郷に従った、ある男の言葉を引用して、著者は「もうどうにもならぬ、とまで大の男に言わせた西郷に、私は関心をもったのである」と言う。男に惚れられた男の宿命。男女の別なく、なぜかくも西郷は愛されるのか――。一味違った西郷評をお楽しみください。
刊行から30年、累計20万部のロングセラー。字を大きく読みやすくした新装版!
塩野七生という女の肖像を鑑賞するに格好の一冊である――解説・楠木建
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