記録上にその名をあらわしてから一千年余、変わることなく我々を魅了し続ける『源氏物語』。
前代の放射を深く取り込み、後代に長い影を落とすこの物語は、日本文学史上の大いなる達成をなし、いまなお論ずべき魅力の宝庫として屹立している。
文学研究の起点に立ち返り、時代・ジャンルという既存の枠組みを越えた場に『源氏物語』を開き、新たな読解の方法論・可能性を拓く。
気鋭の研究者の視角から日本文学研究を啓発する野心的論集。
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