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次々と委嘱初演を手がけ、現代の音楽シーンを引っ張る気鋭の打楽器奏者、會田瑞樹の委嘱により作曲、2016年3月の「會田瑞樹presents末吉保雄作品個展」で初演された。一台のスネアドラムから驚くほどいろいろな音が繰り出される。5つの小曲は通奏を前提としているが、抜粋も可能。各曲それぞれに「気分」をもち、精妙に組み立てられた構成によって、ときに「芝居小屋の太鼓への郷愁」などを偲ばせながら、わかりやすく明快に曲が進んで、気持ちよく散歩をしているかのように、5つのシーン(情景)をめぐる。数回の日本公演、そしてフランスでの2回の公演はいずれも大変な好評を博した。今後、スネアドラムソロの重要なレパートリーとなる名曲。初演者會田瑞樹によるCDも発売予定。
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