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何かを本気で好きになったことはありますか?
1996年、ラモーンズ解散。
2014年までにオリジナルメンバー全員死去。
しかし、世界で唯一活動を続けている日本のファンクラブには、バンドの現役時代を知らない若いファンの入会があとを絶たない。
会長のyuki kuroyanagiは、そんな彼ら、彼女たちのピュアな想いに衝き動かされ、
ともにニューヨーク、LAのラモーンズ聖地巡礼の旅に出る──。
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バンドが解散し、オリジナルメンバーが亡くなっても受け継がれていくラモーンズのスピリット。
●「ジョニーから電話があり、“話があるから会おう”と言われて待ち合わせの場所に行くと、ジョニーが現れた。
ジョニーは帽子を被っていた。そして“頼みがある”と言った。
ジョニー・ラモーン・モデルのギターのピックガードをなるべくたくさんもってきてほしいというリクエストだった。
そして“自分はいまシリアスな病気だから、ファンのためにそこにサインを書いておきたい”と言った」
―― 岡部二郎(モズライトUSA)
●「いろんなミュージシャンが“いつかフジロックのステージに立ちたい”と言うのを聞いていたから、
それが簡単なことじゃないのはわかってる。そんなフジロックのメインステージに僕が立たせてもらえるのは、
ジョーイやジョニー、ディー・ディーが道をつくってくれたからなんだ。それを忘れないようにして歌うよ」
―― CJラモーン(元ラモーンズ・ベーシスト)
●「ラモーンズはもういないのに、ちゃんと若い子たちがラモーンズを聴いて、革ジャンまで着ている。
破れたジーンズやスニーカーを履いている。こんな熱狂的なファンはヨーロッパにはいない。日本だけだ」
―― フロウ・ハイラー(ベルリン・ラモーンズミュージアム館長)
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ラモーンズの音楽は、いまも鳴っている。
■ yuki kuroyanagi(RAMONES Fan Club Japan会長/写真家)による10万字書き下ろし+未発表写真多数
■ 巻末には、ラモーンズのラスト・ジャパンツアー(1995年)に際してつくられたRAMONES Fan Club Japanの会報LOCO PRESSを縮刷し掲載
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