私は、悲しみも劣情も、静やかに眺める。

私は、悲しみも劣情も、静やかに眺める。

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出版社
Clover出版
著者名
黒田充代
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2017年10月
判型
B6
ISBN
9784782534823

中庸。 この言葉を、あなたは知っているでしょうか?



私は、中庸という言葉の意味を、どちらにも偏らず常に真ん中にいるような…

調和する生き方と、十数年くらい前に、本か何かで初めて知りました。



「中庸な生き方」というものは、どちらかと言えば、

小さいころから私自身に似ているとも思っていました。



なんでも見渡してみることが好きで、目の前にやってきた物事に自分を程々に合わせることが

昔から得意だったからなのかもしれません。



月日は流れ…私は母親になりました。

私の息子は、重度の知的障害を持つ自閉症です。



日々の生活は、辻褄が合わないことや、想定外なことや、衝撃の連続。



未来と過去を常にシミュレーションし、いま目の前で起きる出来事を、何も考えずに見渡すことは殆どしない状態になっていきました。

思えばあの頃の私は、中庸に(穏便に)振る舞っているようで、

実は完全に、良いか悪いかいつでもどちらかに偏りきってしまった日々だったのかもしれません。



自然も人も物も、のんびりとそのままに見渡すことがあれほど大好きだったのに、

いつの間にか「そのまま」よりも、物事が穏便に済むように見渡す私になっていました。



良くしよう、巧くやろう、じゃなく。

自分の考えや想いを「そのまま」に見渡し始めたら、自分の小さな世界は必ず動き出し始めます。

勿論、日々の姿は変わらずに、喜怒哀楽のくり返しかもしれません。

それでも、自分自身の全てを、誰でもない自分自身が見渡しているという事実は、きっと程々に向かうように自分を調和していってくれるはず。



自分の小さな世界を見渡す意味が、

大きな世界を見渡す意味にしっかりと繋がっていきます。

この本には、自分自身を見渡し続けることの大切さを書きました。



必要とするあなたに届くことを願って!

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