ありふれたものの変容

ありふれたものの変容

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出版社
慶應義塾大学出版会
著者名
アーサー・C・ダントー , 松尾大
価格
5,060円(本体4,600円+税)
発行年月
2017年10月
判型
B6
ISBN
9784766424843

芸術の定義への、壮大な思弁的企て



▼1960年代初め、アンディ・ウォーホルの《ブリロ・ボックス》が「芸術」として提示されたとき、

このような、平凡なものと区別のつかないアート作品の出現が、新しい芸術の理論を要請した。

本書は、その理論的構築のために捧げられた、20世紀美学最大の成果である。



▼ダントーは、芸術の理論に属するものを、伝統的にそれと混同されてきたものから区別しようと試みる。

そして、芸術の表象を独自に解釈し、メタファー、表現、様式を体系的に説明する。

ウォーホル、リキテンスタイン、ブリューゲル、ボルヘス、カポーティ……豊富な例を引きながら、

なぜ「ありふれたもの」が「芸術」に変容したのか、芸術をどのように定義できるのか、哲学的に明らかにしていく。

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