天皇家のお葬式

講談社現代新書

天皇家のお葬式

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出版社
講談社
著者名
大角修
価格
924円(本体840円+税)
発行年月
2017年10月
判型
新書
ISBN
9784062884501

天皇の葬儀のかたちは、時代によってさまざまであった。日本で初めて火葬されたのは持統天皇である。その後、聖武天皇以降は土葬に戻ったが、淳和天皇の時は遺言によりふたたび火葬になり、しかも初めて散骨されている。また、明治天皇以降、葬儀は神式であるが、江戸時代までは仏式で行われていた。なぜ、仏式から神式に変わったのか?古代からの天皇の葬儀の変遷をたどりながら、その時代背景や時代の変化について論考する。


【古代から近現代までの「2700年」をこの一冊で!】

日本で初めて火葬された天皇といえば?

江戸時代までは仏式なのに、明治以降はなぜ神式なのか?

明治天皇陵をめぐる東京vs.京都の暗闘とは?

昔の喪服の色は白。現在の黒に変わったのは、
明治天皇の葬儀がきっかけだった。

天皇の葬儀は時代の変化を映し、
この国のあり方をも示す。

その変遷をたどることは、
日本の歴史を知ることでもある――。


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そもそも、天皇の葬儀のかたちは、時代によってさまざまであった。

日本で初めて火葬されたのは持統天皇である。

その後、聖武天皇以降は土葬に戻ったが、
淳和天皇の時は遺言によりふたたび火葬になり、
しかも初めて散骨されている。

また、明治天皇以降、葬儀は神式で行われ、
いまでこそ神式が当然のように思われているが、
飛鳥・奈良時代の昔から江戸時代(孝明天皇)までは
仏式によって行われていた。

菩提寺は京都・泉涌寺であった。

それがなぜ、仏式から神式に変わったのか?

本書では、古代から近現代までの
天皇の葬儀の変遷をたどりながら、
その時代背景や時代の変化について論考する。


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【本書のおもな内容】

はじめに 時代の変化を映す天皇の葬儀
第1章 明治天皇陵と明治神宮の創建――京都と東京の「都」争い
第2章 古代の天皇の葬儀――古墳時代から平安時代まで
第3章 中世の天皇の葬儀――鎌倉・室町時代
第4章 近世の天皇と葬儀――江戸時代
第5章 尊皇の潮流――王政復古への道
第6章 山陵の復活と孝明天皇陵――古代神話の再生
第7章 近代国家の天皇――象徴への道
第8章 明治天皇の大葬――モダン化する伝統
第9章 大正天皇の生涯と大葬――東宮御所のニューファミリー
第10章 昭和天皇の時代――大戦を超えて
第11章 昭和天皇の大葬――新憲法のもとで
おわりに 皇室の今後

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