昨今は、安全で栄養価の高い食料を生産するための飼料、環境に負荷をできるだけかけない飼料が求められています。このような視点から、飼料原料の選択、管理、加工、貯蔵、配合、給与法などを再評価する必要が出てきました。本書は、このような時代の要請に応えるべく、「望ましい飼料とは嗜好性、利用性がよく、栄養素に富み、安全なもの」との考えのもとに、畜産学を学ぶ学生や畜産業に携わる方々を対象に企画されました。なかでも、食の安全性に最も密接な飼料の安全性に特段の配慮を払い編集を行いました。
本書は初めて飼料学を学ぶ、畜産学、農学、獣医学、動物学、水産学を専攻する学生の方々の教科書として、あるいはこれらの生産現場の技術者の手引き書として用いられることを想定して執筆されています。(「序文」より一部抜粋)
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