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東日本大震災の津波により、東北東部の海岸沿いの各路線は、駅の浸水、流失など、壊滅的な被害にあった。現在これらの路線はどうなっているのか?
『全国鉄道事情大研究』シリーズ(草思社)でこれまで全国の鉄道事情を解説してきた著者が、津波による路線の被害と復旧の状況、路盤を舗装しバス専用道(BRT)に変貌した区間の現状など、東北東部の鉄道の「今」を取材し、今後を予測。
鉄道ファン、不動産関係者、必読の一冊。
本書では、JR東北本線の黒磯-盛岡間の東側計17路線を取り上げる。
JR東北本線(黒磯‐盛岡)
―高速の快速の頻繁運転を
JR水郡線
―やはり快速を走らせてダイヤの改善を
JR磐越東線
―快速「いわき」の復活で都市間連絡路線として活用すべし
福島交通飯坂線
―福島都市圏の郊外路線としてよく利用されている
阿武隈急行
―高速運転ができるのだから快速の設定が望まれる
仙台空港鉄道仙台空港線
―仙山線への乗り入れを考えてもいい
仙台市地下鉄南北線
―架線式の大型車両を使う通勤路線
仙台市地下鉄東西線
―開通して間もないリニア駆動のミニ地下鉄
JR仙石線
―あおば通‐松島海岸間を走る快速の復活を
JR石巻線
―女川まで乗り入れる仙石東北ラインの列車の増発が望まれる
JR気仙沼線
―BRT化で遅くなったが、本数増で利用しやすい
JR大船渡線
―BRT化による本数増で利用しやすくなったが、遅くなったのが難
三陸鉄道南リアス線
―高出力の気動車による優等列車を走らせよ
JR釜石線
―南リアス線に直通列車を走らせよ
JR山田線
―復旧すれば宮古‐釜石間は三陸鉄道に移管される
三陸鉄道北リアス線
―盛と久慈を結ぶ高速の都市間列車の運転を
JR八戸線
―八戸‐盛間運転の快速を走らせるべし
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