連歌2・俳諧2・狂歌1
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近世文学研究を「言葉の科学」として大成した潁原退蔵博士が生涯にわたって収集し学んだ一大資料群より、厳選した書目を翻刻。付解題。
京都大学蔵潁原文庫は、近世語研究を畢生の研究とし、近世文学研究を「言葉の科学」として大成した潁原退蔵(えばら たいぞう)博士が、自らの研究のために生涯にわたって収集し学んだ一大資料群で、博士の専門であった俳書をはじめ、江戸時代の多様なジャンルの版本・写本類が収蔵されている。
本選集では、潁原文庫から従来未翻刻のもので学術的意義の高い稀覯書を厳選して翻刻、巻末に詳細な解題を付して刊行する。文学作品のみならず実用書や抄物の類も積極的に採録するほか、作品によっては影印や索引を添えて、研究の便を図った。近世文学・語学研究に役立つ好資料。
第4巻は「連歌Ⅱ・俳諧Ⅱ・狂歌Ⅰ」として、
以春独吟連歌集/宗祇法師 連歌付合/郡山/久流留/俳諧蘆分船/例の癖/柳日記/油烟斎貞柳翁狂歌訓/狂歌詠方初心式/狂歌五題集
の10書目を収録。巻末に『宗祇法師 連歌付合』の索引を付す。
『以春独吟連歌集』『俳諧蘆分船』の翻刻・解題を大谷俊太、『宗祇法師 連歌付合』の翻刻・索引を深沢眞二、翻刻・解題を長谷川千尋、『郡山』『久流留』の翻刻を母利司朗、解題を河村瑛子、『例の癖』『柳日記』の翻刻・解題を森眞理子、『狂歌訓』『狂歌詠方初心式』『狂歌五題集』の翻刻・解題を小林勇が担当した。監修責任は母利司朗。
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