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ぼくの人生に、ナミコは一つの謎という形で無言の挑戦とともにはいりこんできた。
日本の庭園を取材するため、ドイツからやってきたぼくは、京都の禅寺でナミコに出会う。
二度目に会ったとき、彼女はこう言った。
「まだ、庭園の語る言葉がわからないんですか?」
ナミコに誘われるままに、ぼくは「月のため息」の庭を訪れ、
トラクターで田舎を訪れ、庭に隠された物語を見つけていく。
同じときを過ごすなかで、ぼくは世界がささやき声に満ちていることをはじめて知るのだった――。
「はじめての海外文学vol.2」でも紹介され、話題を呼んだ『囀る魚』のアンドレアス・セシェ。
日本を頻繁に旅行しているセシェが、
京都の庭園や禅、漢字などの日本文化に魅了されて書き上げた本書。
ドイツで「桜の花のように繊細な感性で書かれた」と評された、ピュアで切ない愛の物語!
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