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今につながる明治以来の教会合同運動の歴史と日本基督教団の成立
明治以来のさまざまな教派の信仰告白制定過程を追いつつ、教会合同運動と日本基督教団成立の関係を問う。合同教団である日本基督教団とは何か、どのような経緯を経て「今」があるのか。その答えはこの国におけるプロテスタント教会の歴史の中にある。
【目次】
第1章 初期日本プロテスタント教会における〈聖書解釈の伝統〉理解
──「日本基督公会条例」を手掛かりに
第2章 日本における礼拝指針の系譜
──未見の日本基督一致教会『礼拝模範』と東京神学大学図書館蔵『長老教会礼拝規則』をめぐって
第3章 愛知における長老教会の伝道事始め
――浪花中会と宣教師の働きとの関わりで
第4章 熊本バンドに移植されたL・L・ジェーンズの神学・思想とその影響
――「新神学問題」以前の、高等批評的聖書解釈の流入
第5章 組合教会「信仰ノ告白」の制定経緯
――「信仰箇条」から「信仰ノ告白」への移行における諸問題と、その影響
第6章 日本基督教連盟における教会合同運動の契機
――宣教師団体との関わりを手掛かりに
第7章 なぜ日本基督教連盟は教会合同運動の担い手となり得たか
――海老沢亮の理論を中心に
第8章 「教義ノ大要」条項の成立経緯をめぐって
――看過された日本基督教団信仰告白の源流
第9章 日本基督教団成立時の「生活綱領」について
――その成立経緯
第10章 日本メソヂスト教会「宗教箇条」第一六条の成立をめぐって
――なぜ「万世一系の天皇を奉戴」との文言が含まれているのか
第11章 日本におけるラジオ放送伝道の歴史
――米国南長老教会在日本ミッションの場合
第12章 金城学院とラジオ放送「キリストへの時間」の関係について
――キリスト教学校における伝道の一断面より
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