取り寄せ不可
◆第一句集
茅花流し山羊の乳煮る娘の見えて
連句と俳句に親しんでいたのである。そして、
付合いの手法を一句の句作りにも活用して、
独特な俳句の世界を築いてもいたのだ。
金子兜太
◆自選一〇句
春の夜の水音よみ人しらずかな
囀りや緑の眼眠る柩
白牡丹うつらうつらとうまい〓
寝物語に犀の生き死に無月なり
紅葉かつ散る大航海時代かな
馬肥ゆる大津絵の鬼どんぐり目
熊撃たる日曜の僕のベッド
ふぐ刺しの震えのように君寄り来
お降りや短篇集に恋の小屋
なまはげの三人でゆく一列
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