まひる野/雲鳥/太〓集
「鉦鳴らし信濃の国を行き行かばありしながらの母見るらむか」(まひる野)、「花は根に若葉は枝に雲鳥の老のなげきをこゝにきてする」(雲鳥)、「みづうみの氷は解けてなほ寒し三日月の影波にうつろふ」(太〓集)。明治のはじめ、いずれも信濃に生まれ、その風土に根ざす歌心を培い、若い一時期は触発しあいながら、やがてそれぞれの歌境を切り開き、近代短歌を推し進めた、窪田空穂・太田水穂・島木赤彦の三歌人の集。
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