取り寄せ不可
名を捨てた侍の行馬は、過去を封印し、京都の寺子屋で子ども達に学問を教えながら穏やかに暮らしていた。ある日、懇意にしている本屋・満天堂書林の主から、 京の案内本の執筆を頼まれる。挿絵は京で一番の人気を誇る冬芽が担当することになるが、行馬は冬芽が抱える心の闇、そして病を知り――。いっぽう、町で片腕だけ切りおとされる辻斬りが重ねて起こり、被害者がかつての仲間だったことを知る。さらに現場からは“女人が泣いたような声がした”と聞き、行馬はかつて自分が罪無き人々を斬ってきた刀「般若刀」であることを確信する。行馬は盟友とともに、京で出会った大切な人々を守るため、自分を騙る下手人を捜しはじめる。第15回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞『京の縁結び 縁見屋の娘』著者が描く時代ミステリー!
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