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書き下ろし、SF大長編最新作!
荒巻義雄本人が「遺書」として書いた超大作!
時空を超えた壮大なマニエリスム量子論を刮目せよ!
本作は、荒巻義雄メタSFの代表作
『白き日旅立てば不死』『聖シュテファン寺院の鐘の音は』
につづく白樹直哉三部作の最終巻である。
特別書き下ろし解説=学魔=高山宏(大妻女子大学教授)
帯文は、SF批評家=巽孝之(慶應義塾大学教授)
【作品冒頭部分】
ふと浮かんだ〈臨終〉という言葉を、女は打ち消す……
ひとつの魂の転移が迫っている……
『白き日旅立てば不死』、その14年後の世界を描いた
『聖シュテファン寺院の鐘の音は』、
時空を転移した白樹直哉の臨終の瞬間、彼の魂は、
何処へ転移しようというのか……
マニエリスムの第一人者、高山宏に
「混沌の只中にコンパスをもって自閉し、
生じつつある事態を却って怜悧に観察し、計量し、構築する
珍らかな知性タイプ、感性タイプをマニエリスム、
その族(やから)をマニエリストと呼ぶ」と言われた、
マニリスト=荒巻義雄の描いたマニエリスム量子論とは……!
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