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脳科学に基づくニューロン(神経細胞)決定論では、人間の行為はニューロンがその開始を決定しているのであり、それが正しいとすれば、われわれは自由意思を持たないことになる。本書はその自由意思幻想論に対して批判的知見を述べ、様々な文献に丁寧にあたりながら、意思の自由と刑法における責任と刑罰について論じる。
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