獄中閑

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出版社
TAO Lab
著者名
川口和秀
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2017年7月
判型
A5
ISBN
9784903916026

「してはならぬことをするもの罪だが、しなければならないことをしないのはもっと罪である。」

「苦しんで喜ぶか、苦しまずに喜ばず無味に安ずるか、激しく苦しんで強く喜ぶか、人々三様ですが、激しく苦しんで、強く喜べるものこそ大きく道も開けると存じます」

「不純を知る者こそ、真の純粋さにめざめるのやもしれません。不純なんてまったく知らず、純だけに培養されとる人は、本当の純粋さを果たして理解できるのでしょうか?」

「人間、憎むことだけでは生きていけません。愛情だけで生きていけないのと同じです。もちろん、掛け替えのないものを奪われたら、奪った人間を深く憎むことでしょう。しかし、憎むことは苦しみ続けることでもあり、心が腐るばかりです。」



目次:

まえがき



第一部 遙かなるひよどり 神戸拘置所にて

 薬害と役害

 鳥なき里の蝙蝠

 平成の監獄

 貴公子・バロン川口タイに飛ぶ

 “昆布屋”でんねん

 “知恵も積もれば…”

 タメ息、ムシの息

 事故の顛末

 異常なる“三竦み”

 愛せよ、与えよ

 三人威虎

 OH!NO

 六“感”清浄 

 丁半募志



第二部 リーバーサイドスピリッツ 大阪拘置所にて

 移監ともしがたき諸事情ゆえ

 可愛いやつら

 学ばざれば則ち殆し

 嗤わば嗤え

 敢えて、要らぬ知恵づけを

 房中閑あり

 都島フレンドシップ

 究極のブラックビジネス“ブロイカー”

 ロングウェイ、ロングディスタンス

 雪隠の火事

 獄書の鉄人



第三部 極道交差点 府中刑務所にて

 少年期の思い出

 闘争への狼煙

 伏魔殿にて燃ゆ

 死線を彷徨う

 星霜流転

 忙中閑

 処遇改善闘争の日々

 一箪の食、一瓢の飲



追記

あとがき

解説 ひとつの日本精神 積 哲夫

書:川口 和秀



出版者 白澤 秀樹より

2016年3月ポレポレ中野にて観た『ヤクザと憲法』が川口さんとの一方的な出会いだった。

ドキュメンタリーの内容も

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