オペラハウス破壊の容疑で拘束され、囚われの身となったセイバーとアヤカ。
取調べの進むなか、オーランド・リーブ警察署長の元に一人の神父が現れる。
監督役の派遣。それは「聖堂教会」による、偽りの聖杯戦争への介入を意味していた。
だが、異端狩りを常とする者はまた、異端と引き合う宿命か。
その訪問が切欠であるかのように、死を運ぶ者がスノーフィールド警察署を鮮血で染めていく。
開戦前夜。この歪な戦場に全てのピースが揃おうとしていた。
最後に組み上げられる絵の完成図すら、誰一人想像できぬままに。
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