天才作曲家大澤壽人

天才作曲家大澤壽人

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
みすず書房
著者名
生島美紀子
価格
5,720円(本体5,200円+税)
発行年月
2017年8月
判型
B6
ISBN
9784622086291

〈大澤壽人さんはアメリカに行きましたが、あの頃のモダニズムをあれだけ吸収したのは天才的です。彼のモダニズムこそ、当時の最先端を行っているといえます。…当時ヨーロッパでは鉄工所や機関車を音楽にすることが流行りました。… 彼は触発された。[神風協奏曲]は飛行機のプロペラ音など機械的な魅力に満ちています。リズムの魅力、フランス的な洒脱…〉(飯守泰次郎・指揮者)

〈今から80年以上も前に、アメリカとフランスという二つの国で勉強をした大澤壽人という作曲家の存在は特別な輝きを放っていると思う。大澤壽人の生き様とその音楽には、先見性と先鋭性と先進性が常に見られる。…大澤壽人の音楽は、古い・新しいという論議を超えたところで、純粋に音楽って素晴らしいと思える響きを確実に持っている。そうだ、我々が日々扱っているのは決してオールド音楽ではなく、クラシック音楽なのだと当たり前のことを気づかせてくれる作曲家だと言えるだろう〉(山田和樹・指揮者)

大澤壽人(おおさわ・ひさと 1906-53)。神戸に生まれ育ち数々の交響曲や協奏曲などを世におくった天才作曲家、ボストン交響楽団で日本人としてはじめて指揮台に立ち、パリでも活躍したこの稀有な存在は、歿後なぜ突然忘れられてしまったのか。最近になって再発見・再評価が始まったのは、どのような理由からか。膨大な資料と聞き書きからその生涯と作品を見事に再構成した評伝。多彩な人物とともに、日本のクラシック音楽黎明期の詳細も伝える。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top