特集:“学習困難さ状態”変化が起こる授業支援60
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本号では、学習障害児指導に限らず、多くの人に存在する苦手意識を含めた「学習の困難さのカベ」に、どういう形でトライしていけばいいのか、その指導の事例紹介を中心に解明する。
かつては教師の間でも場面緘黙への認識が浅く、ベテランであってもふさわしい対応ができていなかったが、はたして現在ではどうなっているのか。また「次期指導要領案」で、「各教科等における障害に応じた指導上の工夫について」という項目の説明に、「安易な学習内容の変更や学習活動の代替にならないよう~」という記述が登場しているが現場ではどのように状況に応じているのかの実態と対策を紹介。
1 新指導要領「学習の困難さ状態」が提起しているものを、新指導要領の狙いを示唆。
2 「学習の困難さと学習障害」についての素朴な疑問を違った視点から解明。
3 「現場教師発:学習障害に関する学会・研究会“ここがスゴイ”」をテーマに、知っておくべき学習障害に関する学会・研究会の中でも、歴史を積み重ねている10団体について、<1分間しゃべれる><10分間も語れる>情報として語りのニュアンスで紹介。
4 最新の「アメリカの学習障害に関する実情」レポートを、<1分間で紹介・10分間も語れるネタ情報>という形で集約。
5 「“この支援スキル”;効果ありの事例研究」として、各教科の事例研究的な紹介。
6 「学習困難状態―効果大支援の試みレポート」では、実践と理論の双方からのヒント情報。
7 「学習困難支援を位置づけた“指導案づくり”」について、各教科での<学習困難支援入り指導案づくり>の具体例とそのポイントを紹介。
8 「特別支援教育の新課題=アプロ―チの留意点」では、指導要領改訂案でも語られる、学習障害児への個別支援計画の重要性について3つの学級における個別支援計画づくりのヒントを具体例を交えて紹介。
9 「学習障害教育研究機関・団体の“まとめ情報”」では、「設立の理念」「その歩み」「研究成果」等について、まとめている。
ミニ特集では「2学期の荒れ―微細兆候を見逃さないチェック法」を紹介。荒れる予兆をキャッチする視点や、そうならないための指導についてのヒントを紹介。
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