なぜ私たちは英語が聞き取りにくいのか? 英語の早期教育はどうあるべきか? 脳のメモ帳=ワーキングメモリの観点から,「日本語耳」の特徴を活かした英語学習のあり方を提案する。音声,文字,動作,絵を用いて子どもの感覚をマルチに刺激,主体的な学びへと導く,ユニバーサルデザインとしての英語指導法を具体的に紹介。
◆主な目次
●Part 1 理論編
Chapter 1 日本の子どもの母語の習得と英語の聞き取り
1.はじめに
2.言語のリズム
3.母語の習得のはじまり
4.母語習得の鍵は応答性
5.日本語の音のリズムへの気づき
6.日本語耳では,英語の音声が聞き取りにくい?
7.日本語耳で英語を聞き取るのは難しい
8.頭の中で起きている処理オーバー
Chapter 2 日本人が,英語を聞き取れないわけは?
1.はじめに
2.日本人は英語を細かく切っている
3.日本人は英語の発音が苦手なわけではない
4.日本語耳のメカニズム
5.英語の隠れディスレクシア
6.すべての子どもに英語学習の機会を
Chapter 3 日本語耳を生かした英語の学習
1.はじめに
2.苦手を得意に変えられる
3.英語の聞き取りにくさを克服するには?
4.ワーキングメモリをフルに活かそう!
5.本書で提案するシンセティック・フォニックス
Chapter 4 多感覚を用いたシンセティック・フォニックスの学習の原理
1.はじめに
2.音声,文字,動作,絵
3.基本活動
●Part 2 実践編
Chapter 5 「言葉のプロジェクト:〝英語″の音の世界を探索する」―概要と成果―
1.はじめに
2.音声体験・基礎活動の効果(事後テストⅠ・事後テストⅡ)
3.発展活動の効果(事後テストⅢ)
Chapter 6 「言葉のプロジェクト:〝英語″の音の世界を探索する」―実践内容―
1.はじめに
2.音声体験活動
3.基礎活動
4.発展活動Ⅰ
5.発展活動Ⅱ
Chapter 7 学びにくさのある子どもたちのための英語の活動―ユニバーサルデザインと一人ひとりの成長―
1.はじめに
2.アセスメ
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