ウィトゲンシュタインの教育学

ウィトゲンシュタインの教育学

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出版社
慶應義塾大学出版会
著者名
渡邊福太郎
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2017年7月
判型
四六判
ISBN
9784766424430

「語りえぬもの」、その先へ



『論考』で沈黙した哲学者は、「教育」を手がかりに再び語り出す。

新進気鋭の若手が描く、「第三のウィトゲンシュタイン」



▼語りえぬものは、伝ええぬものであるとは限らない――



『論考』によって「語りえぬもの」を設定し、「語る」ことに制約を課したウィトゲンシュタイン。

経ることおよそ10年、止むことなき哲学的思考はついに「言語の限界」の地平をにらみ、自ら建設した巨大な「沈黙」の体系に挑み始める。

ウィトゲンシュタイン後期思想を繙く鍵である「教育学」。

コミュニケーションに内在する宿命的なパラドクスを解きほぐし、「教えること」の意味を根底から問い直す。

私と世界の限界を超えて、他者に触れうる可能性を提示する意欲作。

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