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本書は、日本における比較文学の父にして、『ロシヤにおける広瀬武夫』『アメリカにおける秋山真之』『日本における外国文学』などで高名な島田謹二の評伝である。戦前から戦後にかけて多くの弟子を育て、佐藤春夫や司馬遼*太郎などの作家とも親交を結び、精力的に研究活動に取り組んだ生涯。その生き様を、大学時代から長きにわたり薫陶を受けた元高校教師が、豊富な資料をもとに鮮やかに描き出す。
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