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氷河に削られた痩せた国土、急峻な山国のスイスで、豊かな林業が成立しているのはなぜか。
徹底して「自然」を学び、地域社会にとっての森林価値を最大限に上げる「近自然森づくり」を進めるべく、一斉人工林から針広混交林へと移行したスイス林業。その担い手を毎年日本の森に招き、その取り組みを地域の森林で活かそうと奮闘を続ける日本の林業者たち。
両者を長年取材してきた著者が、日本の森林と林業の目指す姿を探る。
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