マンモス

マンモス

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出版社
誠文堂新光社
著者名
福田正己
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2017年7月
判型
B6
ISBN
9784416617380

マンモスといえば大きな身体、ふさふさとした長い毛、曲がった巨大な牙を持つ、ゾウに似た姿を思い描きます。あるいは漫画家・園山俊二さんの「はじめ人間ギャートルズ」に登場する、草原を闊歩するマンモスや、劇中いかにも美味しそうに登場する骨付き肉を頭に浮かべるかもしれません。さらには「マンモス校」など、“巨大さ”を連想する人もいるでしょう。

力強いイメージがあり、かつてシベリアの大地の王者であった巨大なホ乳動物マンモスですが、約1万1千年前に忽然と地球上から姿を消しました。マンモスの身に一体何が起こったのでしょうか? 人間による狩猟、地球温暖化、細菌繁殖、超新星爆発? マンモスの絶滅については謎ばかり多く、未だ正確には解明されていません。シベリアを始めとする永久凍土からは証拠となる冷凍マンモスが次々と発掘され続けています。これらの冷凍マンモスは直接的・間接的な証拠となり、研究を続けることで長年の謎であったマンモス絶滅の真相を探っていきます。さらに冷凍マンモスからは化石では残らない皮、筋肉、内臓や血液が採取でき、そこからDNAを詳しく調べることもできます。

近年は最新のクローン技術を駆使して、1万年前に絶滅したマンモスを現在に復活させるプロジェクトも進んでいます。はるか昔に絶滅してしまったマンモスを、再び今の時代に蘇らせることが果たしてできるのでしょうか? はたまた漫画の中に登場した、美味しそうなマンモスの肉。実際に食べるとどんな味なのでしょうか? マンモスにまつわる様々な疑問について、日本人のマンモス研究者が、疑問と謎を解明します。

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