2015年7月、世界最先端の性能を持つ気象衛星ひまわり8号が本格運用を開始し、日本初となるカラー衛星画像が注目を集めています。
ひまわり8号は日本周辺を2.5分に1回、地球を10分に1回観測し、高精細なカラー衛星画像を地球に届けます。
本書はそのビッグデータと美しい画像だからこそ実現した、画期的な気象観察本です。
本書の最大の特徴は、1つの気象現象を最新の衛星画像、ほぼ同時刻の地上写真、天気図の3視点から解説していること。
日本の季節ごとの気象や天気と関係する雲の動きなどを宇宙と地上からの双方向でお楽しみいただけます。
また、ひまわり8号だからとらえられるようになった、PM2.5や黄砂、火山噴火や洪水、
そのほかカルマン渦、航跡雲、流氷などの現象もたっぷり紹介しています。
天気図の見方や、気象の原理などの基礎知識も豊富なイラストとともに解説しているので、
これから気象について知りたい、興味を持ち始めたという初心者の方には入門書としておすすめです。
また、気象に関心があるという読者には、これまで見たことのない迫力ある衛星画像や地球の姿をたっぷりお楽しみいただけます。
さらに本書は、情報通信研究機構(NICT)が、気象庁の協力の下、ひまわり8号から送られる最新画像データを元に
インターネット上でリアルタイムの地球の様子を公開しているWebサイト
「ひまわり8号リアルタイムweb」(https://himawari.asia)と連動しています。
それぞれの衛星画像にはリアルタイムWebの該当ページに飛べるQRコードをつけてあるので、
高解像度の衛星画像をWeb上でもすぐに見ることができます。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。