取り寄せ不可
たった1日だけのシンデレラ。
ささやかな望みを、どうか叶えて。
空港で搭乗を待つウィローは、ハンサムな男性に声をかけられた。
彼はダンテ・ディ・シオーネと名乗り、澄んだ青い瞳を輝かせると、
顔を赤らめて戸惑うウィローの心を瞬時に開いて惹きつけ、
去り際には大胆にキスまで奪って消えていった。
私は夢でも見ているの? だがウィローの物思いはすぐにさめた。
彼の鞄を取り違えて持ち帰ってしまったことに気づいたのだ。
しかも驚いたことにダンテは名門一族の大富豪だとわかった。
もしも彼が私の恋人として姉の結婚式に同席してくれたら、
どんなに素敵だろう。1日だけでいい、お願いしてはだめかしら?
幼い頃から病気がちで、大人になった今でも家族から何かにつけ過保護に扱われているウィロー。姉の結婚式に出席するためのパートナー役をダンテに頼みますが、それが予想外の熱い展開に……。イタリアの名門一族を描く作家競作シリーズ、いよいよ佳境へ!
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