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本書は米国、英国やカナダにおける国家と企業による市民運動・社会運動の弾圧、とりわけ、環境保護運動や動物擁護運動を「エコテロリズム」なる汚名を着せて迫害するという近年の現象について、批判的見地から考察した書である。世界各国の実例によって明らかにされる活動家弾圧の実態からは、搾取と抑圧の上に成り立つ現代社会が市民の管理統制へと向かうさまを窺い知ることができ、慄然とさせられるものがある。
同時に、本書はその抑圧の背景に存在する企業や国家の代理人たちの犯罪を明らかにし、暴力と破壊のネットワーク、巨大企業が牛耳る行政・立法・司法・警察・産業複合体の全体像に迫る。
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