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ソーシャルワーカーの仕事は、人びとのより身近で継続的な社会環境としての地域において、支援する側・される側という支配・被支配のタテの権力関係を超えて、「ひらかれた」地域へ向けて信頼性、互酬性、多様性を創出し、暮らしに困難を抱える人びとへの眼差しを地域住民と共有しつつ、互いのアイデンティティの変容をとおして地域変革を実現し、さらに社会変革へ向けてその理念を具現化させることにある。
そうした方針の下、NPO法人「地域の絆」は、障害者と健常者、施設と地域社会の分断を乗り越え、「障害者・高齢者」の社会参加によって地域を活性化することを理念に掲げて設立され、単なる福祉・ケア施設にとどまらない一般人も取り込んだ「まちづくり」の拠点となる施設を運営している。
【理論編】に続き、NPO法人「地域の絆」の地域に密着した活動とその発展を記録した【実践編】。
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