循環器ジャーナル Vol.65 No.3(2017)

不整脈診療―ずっと疑問・まだ疑問

循環器ジャーナル

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出版社
医学書院
著者名
村川裕二
価格
4,400円(本体4,000円+税)
発行年月
2017年7月
判型
A4
ISBN
9784260029445

<「序文」より>

 「この領域は魅力がある」けれど、「あの領域は面白くない」というのはよくあることです。
 ひとつの決め手は「治療法があるか」と言うこと。
 昔の循環器診療は、「虚血性心疾患」だとか「発作性上室頻拍」と診断はできても、負担の少ない治療も手間のかからない治療もなかなか困難でした。
 ところが、近年の知識と技術の集積により、侵襲の少ない治療や根治も可能となりました。
 こうして、今どきの循環器診療は他の多くのジャンルと同じように「魅力がある」ものになっています。
 さて、今回の企画は<不整脈の現在>を学ぶことを目的としています。
 かなり欲張って、
●基本のコンセプトはどうして得られたか
●不整脈のメカニズム
●治療技術はどうなっているか
…の3つとも扱っています。
 「専門でないが、不整脈に出会うかた」にも、「不整脈が専門のかた」にも興味を持って貰えるテーマを考えました。
 大規模臨床研究の知識があっても、それぞれの試験の重みをどう感じるか、人によってばらつきがあるでしょう。
 執筆の先生がたに<自分の視点>を紹介していただきました。

●ブルガダ型心電図に出会ったら具体的にどう動くか。
●症状のない心房粗動をどうするか。
●どの発作性心房細動が慢性化するか。
 こうしたテーマは編者自身も確信がもてず、誰かにたずねてみたいと思っていました。

●心室期外収縮のフォーカスを推測する
●心室頻拍の電気生理
●抗不整脈薬と自律神経の考え方

 どれも診療に必要なこと。
 頭を整理するためにエキスパートにまとめて貰いました。
 楽しみながら、<不整脈診療のヒント>を見つけていただければと期待しています。

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