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埼玉県初、関東では約40年振りの三角縁神獣鏡の発見を契機に行われた、シンポジウムの記録集である。
第Ⅰ部の菅谷文則先生の記念講演では、発表資料では読み取れない先生の見地が随所で語られ、あえてテープ起こし原稿を掲載させていただいた。また、上野祥史、北條芳隆、坂本和俊の各氏の基調講演では、中国鏡との関係から、また経済活動から、周辺集落遺跡からとそれぞれの視点から論していただいた。
第Ⅱ部の討論の記録では、三角縁神獣鏡の意義や、出土の背景についての持論が展開され、一時会場がザワツク場面もあったほどで、会場の熱気を伝えられたら幸いである。
第Ⅲ部では、発見の経緯、三次元計測による所見、成分分析、鉛同位体分析の報告と寄稿文(車崎先生)を掲載した。
本書が三角縁神獣鏡の研究に、またヤマト王権の東国覇権を考えるうえで、新たな資料提供ができたとすれば、望外の喜びである。
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