中世において、英独仏に対応する地域を中心に存在したアンジュー帝国、神聖ローマ帝国、フランス王国という三種の“帝国”。本書ではとりわけプロヴァンス、サヴォワ、フランドル、シャンパーニュ、スコットランド、アイルランドといった、帝国の境界地帯と地域の支配権力の動向に光を当て、中世カトリック世界の秩序のありようを探る。関係史の手法により、各国史の視点では見えない“西欧中世の一体性”を浮かび上がらせる試み。
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