五山版中国禅籍叢刊 第８巻
語録
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今日では散逸、あるいは閲覧困難な宋版・元版禅籍の本文・形態を伝える五山版禅籍の善本を各地から一堂に集成、影印版とし、編者による詳細な解題を付して刊行する。本叢刊の刊行により、禅籍本文研究・禅学の思想研究の一助とすると同時に、日本中世の禅学の学問体系、出版文化の系譜の究明に寄与する。仏教・文学・歴史等関連各分野の研究者に必携の重要資料として提供する。
第8巻は＜語録3＞として、虚堂和尚語録（書陵部）・蘭渓和尚語録（建長寺/鎌倉国宝館寄託）・希叟和尚語録（大東急）・高峰和尚語録（大東急）・横川和尚語録（天理）・月江和尚語録（歴博）・清拙和尚語録（大東急）・清拙和尚禅居集（大東急）・笑隠和尚語録（両足院）・了菴和尚語録（国会）を収録。
本巻収録の「蘭渓和尚語録」は五山版の唯一の完本にして影印初公開、「希叟和尚語録」「清拙和尚語録」は現存二本のうちの一本、「高峰和尚語録」も現存二本のうち一本しかない完本を収録。「清拙和尚禅居集」は現存唯一本。その他書目のいずれも稀な伝本でありかつ研究上有益なものである。
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